スマホの普及に並行して、iphone・Android共にアプリがある「ライン(LINE)」は、世代を超えて利用する人が多い一般的なツールとなっています。
そんな中、自分の意志で「ラインを使わない」と決めている人も一定数いるのが実情です。しかも、このように自分の意志でラインを使わないと決めている人たちは一部では「賢い人たち」とも呼ばれています。
ラインを日常的に使っている人のとっては、使わない人の理由が理解できないのではないでしょうか?
今回は、ラインをやっていない人の本当の理由を「実は賢い人ほどラインをやっていない」という事実を中心に解説していきます。
10〜70代のライン利用率!やっていない人の割合は?
ラインをやっていない人の理由を解説していく前に、まず「ラインをどの程度の人が使っていて、どの程度の人が利用していないのか?」、2020年の現状をご紹介します。
Web担当者Forumによるとラインを利用しているアクティブユーザー数は、日本国内で8,400万人を超える(2020年3月末時点)という。これは総務省が発表している日本の総人口の約67%の人たちがラインを使っている計算になる。
しかもスマホを利用している人の中でも、1番利用しているSNSが「ラインのみ」と答える人が40.6%と他のSNSを圧倒しています。
利用者は10〜60代といった幅広い世代が利用しているラインだが、一方で国内の約33%の人たちは
- ラインを使っていない
- もしくはラインをインストールしているものの頻繁には使わない
という状態であることが分かる。
これだけ普及しているラインを使わない人たち、一部で「賢い」と言われている人たちがなぜ使わないのか?!その理由をみていきます。
賢い人がラインをやらない理由やメリットは何?
日本人が1番使うSNS「ライン(LINE)」を”賢い”といわれる人たちが使わない理由は、主に次の5つがあります。
- ムダな時間をなくして大切なことに使いたい
- 自分にとって必要な情報の質を保つ
- ラインがあっても成功できない
- ライン以外でもコミュニケーションは取れる
- LINEの個人情報管理・セキュリティの安全性が不安
それぞれ詳しく解説していきます。
ムダな時間をなくして大切なことに使いたい
ラインを使わない1番の理由が、「自分の時間」を大切にして使いたいということです。
時間は有限!有効活用する必要がある
人生の時間は限られたものだから、ラインなどSNSやインターネットなどでムダ使いたくない。
読書や勉強、本当に大切な友達・家族との時間に有効活用したいと考えて、”賢い”人たちはラインを使いません。
他人に影響されたくない!誹謗中傷トラブルに巻き込まれない
朝の「おはよう」「おやすみ」を言わなかったことでイジメにあったり、ラインが原因で若者が命を断つという痛ましい事件が起きたりとグループラインを使う事件が最近起きています。
ラインを使っていると、いつ自分が同じようなトラブルに巻き込まれないとも限りません。
そのため、不要なトラブルに巻き込まれて、時間を浪費したり神経をすり減らしたりするリスクから回避する方法として「最初からラインを使わない」ようにされています。
自分にとって必要な情報の質を保つ
ラインは、グループライン・個別ライン問わず、やり取りをする情報・話題の真偽が確かでないものが多くあります。
ただでさえ情報の多い時代に、自分に必要ない情報に振り回されず、自分にとって「必要な情報」をネタ元の確かな本や、信頼のおける人からの1次情報から取って間違いない判断をしたいという気持ちもあります。
ラインがあっても成功できない
ラインをビジネスに活用して成功したという事例はありますが、自分が毎日のようにラインに時間を使って成功したという事例はありません。
このため、自分の夢・目標を達成するのにラインを使うことは不可欠ではないと考え、利用しない人もいます。
ライン以外でもコミュニケーションは取れる
すでに解説しましたが、”賢い”人は信頼のおける人との付き合いを大切にしています。
ラインは多くの人たちと同時にコミュニケーションを取ったり、無料で電話をしたりできる便利なツールですが、信頼のおける人たちとコミュニケーションを取るために必要不可欠なツールではありません。
それより肌感覚で信頼のおける人とコミュニケーションを取るために、ラインや電話などより直接会いに行くことを重要視しています。
LINEの個人情報管理・セキュリティの安全性が不安
2021年にニュースにもなりましたが、ラインの利用者の個人情報
- タイムライン履歴
- LINE Payの取引履歴
などが、中国にある関連会社からアクセス可能な状態になっていて個人情報が流出した可能性が判明しました。(参照:FNNプライムオンライン)
このことを受けて、LINEはサーバーを韓国から日本へ移すとしていましたが、移転が完了したかどうかは報道・公表されていないおらず不明の状態です。
利便性はあるものの、このような個人情報流出のリスクがあるため、ラインを利用しないという人も一定数います。
LINEやっていない人あるある!5つの理由を紹介
ここまで解説してきた「ラインを利用しない理由」以外にも、ラインを利用しない男女が上げる「よくある理由」には次の5つがあります。
- 東日本大震災以降、生存確認をするために付加された「既読機能」によって、すぐ返信を求められる嫌
- グループLINEでいつでもコミュニケーションできるため、1人になる時間がない
- 合コンや新入社員のときにLINEを聞かれるのが面倒
- LINEをやらなくても困らないから
- 使っている携帯がガラケーでLINEを使えないから
これまで見てきたとおり、
- コミュニケーションの上でのトラブルを避ける
- 自分の生活を安全に保つ
ためにラインを使わないという人が多いようです。
LINEをやらない・やめた男女芸能人(有名人)
ちなみにLINEをやらないことを公言している芸能人・有名人には、次のような方がいます。
永野芽郁
ドラマ「ハコヅメ」の主演をされている永野芽郁さんもLINEを使わない1人。
永野は、自身も現在はLINEを利用していないことを明かす。その理由として「限られた人だけで(連絡先を)交換するのが好き」と語ると、LINEのIDやQRコードを介して誰とでも気軽に連絡先を交換することができる点を懸念し、やめてしまったと説明した。
(引用元:ニュースサイトしらべぇ)
出川哲郎
タレントの出川哲朗(56歳)が、「LINEが嫌い。LINEをすると番組で共演している人たちとグループ作って挨拶しないといけなくなるから。挨拶やらないとその人いじめられるし」と、LINEをやらない理由を語る。
(引用元:ライブドアニュース)
松本人志
そんな中で「普段、スタンプ使います?」と振られた松本は、「僕、LINEやらないですもん」と即答。理由については「やっぱり、ベッキー以来ですよ。はっきり言い切れるよね」とし、ベッキーの“不倫LINE流出騒動”を「“ベッキーショック”って僕は呼んでますけど」と語り、スタジオの笑いを誘った。
(引用元:zakzak編集部)
LINEをやっていない、おかしいと思う人の3つの意見
一方でラインを日常的に使っている人からは、使わないと頑固に譲らない人を「おかしいと思う理由」として主に次の3つがあげられています。
通話がライン同士なら無料なのに、使わないのはもったいない
ラインを使っている人には常識ですが、ライン同士であれば無料で通話ができます。
このため、スマホ料金を節約したい会社員・高校生などはスマホ付属の電話機能は使わず、ラインで通話をする人がほとんどです。
ラインを使わない人が、この機能を使わないのはお金をムダにしている人感じる人が多くいます。
学校や会社でグループトークをしている場合、ライン使わない人に別途連絡が必要になり迷惑
ラインの機能で「1対多」と大人数とやり取りをする「グループライン」は、小学校の連絡網や親しい人たち、家族間のやり取りの方法として使われています。
同じ学校や会社などのコミュニティに所属していて、スマホなのにラインを使わない人たちは、このグループラインに参加することが出来ません。
このためグループラインで「必読の連絡」があった際は、紙や電話、メールといった別の手段で「ラインを使わない人」へ連絡をする必要が発生します。
この手間が迷惑だから加入するように強制してトラブルになるケースも少なくありません。
ラインは新技術の1つ!使っていない人は時代遅れになる
ラインにはコミュニケーションを取る以外にも、LINE PayやLINE Newsなど様々な新しい技術が取り入れられています。
こういった新しいモノを使わないと、ドンドン時代に取り残されていくと危機感を感じている人もいるようです。
そのため、ラインを使わない人は時代に合わない人になっていくのではないかと心配する、親切な人もいます。
ラインを使うかどうか人それぞれ!本当に必要か見極めよう
解説してきたようにラインを使う人、使わない人それぞれに理由があります。
ただ、解説してきた理由は、どちらも”その人の生き方・考え方”に関わるセンシティブな部分でもあります。
なので、ラインを使わないのが良い・悪いということはなく。
自分の人生、生き方にとって「ラインが本当に必要なのか?!」をちゃんと考えて使うことが大切です。
またLINEが必要で使うと判断した場合も、使わない人にラインを使うことを強制したりせずに、1つの生き方・考え方なのだと尊重してあげるようにしましょう。