一昔前には、多くの世帯が取り入れていたブルーレイプレイヤーやブルーレイレコーダー。ブルーレイディスクが登場した時には、圧倒的な映像美と音声で大きな注目を浴び、瞬く間に世間に浸透していきましたよね。しかし、近年では人気ぶりに陰りが見え始め、今年に入って、パナソニック ブルーレイが生産終了を発表し話題となりました。
今回は、ブルーレイが流行しなかった理由や、パナソニックが終了した理由、今後についてご紹介していきたいと思います。
パナソニック ブルーレイ生産終了の理由とは?
パナソニックは、今年2月をもって「録画用ブルーレイディスク全品番の生産を完了する」と発表し、話題を呼びました。レコーダーやゲーム機の機能の一つとしても定着しつつあったブルーレイですが、生産終了に踏み切った理由は何だったのでしょうか。考えられる理由としては、
- 市場規模の縮小
- 最新技術との相性の悪さや容量など
- 継続生産による体力消耗
上記が挙げられるのではないでしょうか。特に、最近の主流は
- クラウドデータ
- ネット上での動画配信
- 4Kや8Kなどによるさらなる映像や音声の進化
など、データは物理的な保存からクラウド上などのデジタルな部分が主流となってきています。たしかに、スマホやPC一つでデータがいつでもどこでも覗きにいける状態を考えると、物理的な保存方法としてはデメリットが目立ってしまうように感じてしまいますよね。
ブルーレイ 流行しなかった理由は?
ブルーレイディスクの普及率が圧倒的に下がった理由としては、デジタルサービスの急激な普及と技術の進歩が原因であるのではないかと思います。VHSやDVDの時代から比べると、ブルーレイディスクもかなり進歩した物だとは思いますが、今の時代では、スマホで観たい動画がいつでもどこでも見られる時代となり、物理的な物はあまり必要とされていないというのが現状だと思います。
また、録画用としても少し価格が割高であることや、データの保存ですら、クラウド上に保存できるようになったため、わざわざ保存をする手間がかからないことや、スペースが省けるクラウドデータ保存に利便差を感じてしまうユーザーも少なくなかったのではないでしょうか。
ブルーレイ 今後の展望は?
今回のパナソニック生産終了を受けて、世間の間では「ブルーレイレコーダー 買っては いけない」といったことも囁かれているようです。実際にブルーレイは今後どのようになっていくのか、今後の展望について予想してみたいと思います。
ブルーレイディスクやブルーレイレコーダーは無くなる!?
日本においては、もともとテレビ番組などの録画の文化は昔から存在していて、その文化は根強く、今でも番組を録画しているという方も多いのではないでしょうか。
また、パナソニックが生産を終了したことは大きな衝撃でしたが、現在他のメーカーが生産を終了するという発表は行われていないようです。今後のブルーレイ市場の縮小を受けて、生産を終了するメーカーもあるとは思いますが、「複数のメーカーが、突然終了を発表する」という可能性は低いと思います。
しかし、前述したようにネット上での動画配信サービスなどの拡大によって、テレビ離れや物理的なものから離れている時代となっているのは間違いなく、特に今の若者世代には手間が多く、必要ないと淘汰されてしまう可能性もありそうですよね。
まとめ
いかがでしたか。今回は、パナソニックの生産終了を受けて、ブルーレイディスクが流行しなかった理由や今後の展望についてご紹介しました。便利で場所をとらないクラウドなど、デジタル化が急激に進んでいることからもブルーレイが縮小してしまうのも分からなくもないですよね。今のうちに録りためた録画をディスクに保存しておくのも一つの手かもしれないですね。