炊飯器の保温にかかる電気代がどれくらいかご存知ですか?炊飯器でご飯を炊いた後は、自動で保温に切り替わります。そのまま放置していると知らない間に電気代がかさんでしまいます。朝炊いたご飯を夜まで保温のまま放置しておくご家庭も多いかと思いますが、実は炊飯器の保温は電気代が高いんです。ご飯を温めるには電子レンジを活用しながら、上手に電気代を節約していきましょう。
炊飯器の保温は電気代が高いって本当?
炊飯器の保温にかかる電気代は、炊飯の10分の1ほどだとされています。炊飯器には3種類あり、マイコン式・IH式・圧力式に分かれます。それぞれ1時間保温すると電気代は約0.5~0.6円ほど。この数字だけ見ると大きな金額ではありませんが、たとえば朝炊いたご飯を夜まで10時間保温したままにしておくと、必然的に1回分の炊飯をするくらいの電気代がかかることが分かります。つまり、1日に2回炊飯したのと同じ電気代がかかってしまうのですね。
【参考サイト:Tigar】
炊飯器の保温と電子レンジはどちらが安い?
炊飯器の保温にかかる電気代と、電子レンジでご飯を温める電気代は、どちらが安いのでしょうか?結論から言うと、保温しておきたい時間とご飯の量によって変わります。ご飯1杯分程度であれば、大きな炊飯器に入れたまま保温しておくよりも、炊けたらすぐ冷凍保存し、食べるときに電子レンジで温める方がお得です。
また、1時間保温したときの電気代と、電子レンジでご飯を温めたときの電気代はほぼ同じなので、1時間以上保温機能を使うのであれば、冷凍保存して電子レンジを使うほうが良いでしょう。
炊飯器の保温にかかる電気代を節約するには?
炊飯器の保温にかかる電気代を節約するために、今すぐできるポイントをご紹介します。保温機能はそこまで電気代がかからないと思われているからこそ、数時間にわたって保温したまま放置する人が多いでしょう。しかし、少し工夫するだけで不要な電気代を支払わずに済みますよ。炊飯器の保温にかかる電気代を、少しでも安くしていきましょう。
回数を分けて炊く
炊飯器の保温にかかる電気代を節約するには、保温ではなく炊飯を2回することがポイントです。保温機能を10時間程度使うと、1回の炊飯と同じくらいの電気代がかかるとご説明しました。保温したご飯は味が落ちたり黄ばんだりしてしまうので、それなら回数を分けて炊きたてのご飯を用意するほうが良いでしょう。朝炊いたご飯を夜まで保温しているご家庭では、朝と夜の2回炊飯するようにしてみてください。
タイマー機能を使う
炊飯器の保温にかかる電気代を節約するには、タイマー機能を使って炊飯することがポイントです。早めにご飯を炊いてずっと保温しておくなら、タイマー機能を使って食べる直前に炊けるようにしておくことでおいしいご飯が食べられますし、保温にかかる電気代の10分の1程度で済みます。帰宅時間に合わせてタイマー機能を使うと良いでしょう。
【参考サイト:北ガス】
まとめ
いかがでしたでしょうか?炊飯器で保温すると、思った以上に電気代がかかることが分かりました。保温は電力が控えめなイメージがあるので、電気代を気にせず活用する人が多いかもしれませんが、意外と電子レンジを使うほうが安く済むこともあるんです。ご飯の量や保温時間によっても違ってきますので、ご家庭の生活スタイルに合わせて、炊飯器の保温機能と電子レンジを使い分けてみてくださいね。