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LINEの安否確認とは?義務?仕組みややり方など特徴を紹介

LINEの安否確認とは?義務?仕組みややり方など特徴を紹介

LINEの安否確認とは、緊急時に安否確認ができるLINE独自のサービスです。LINEのメッセージとは違い、災害時の安否確認に特化した機能ということで、大切な人が災害時にどのように過ごしているかが一目で確認できるメリットがあります。しかし、2022年にリリースされたばかりのため、まだ使ったことがないという人もいるでしょう。災害が起こらないことが第一なので、使わないで済むに越したことはありませんが、もしものために使い方を知っておくことも大切です。この記事で詳しい使い方や効果を知って、災害時に備えておきましょう。

LINEの安否確認とは?

LINE安否確認とは、大規模な災害が発生したときに使う安否確認サービスです。ご自身の安否を身近な人に知らせることができるほか、家族や友人の安否確認がLINEでできる機能です。通常のLINE画面には表示されない仕様になっていますが、災害が発生するとLINE画面に赤い背景が表示され、安否確認機能が使えるようになります。

具体的に、LINEの安否確認画面が表示されるのは以下の場面だそうです。

  • 大規模な災害が日本国内で発生したとき(震度6以上など)
  • LINEの友だちが安否を報告しているとき
  • 防災キャンペーンで「体験版」が表示されているとき

【参考サイト:LINEみんなの使い方ガイド

LINEの安否確認は義務なの?

LINEの安否確認機能を使うのは、義務ではありません。しかし、労働契約法第5条で「使用者は労働者の安全配慮義務を負う」とされていますので、会社でLINEを使った安否確認の実施が推奨されていることもあるでしょう。義務として捉えるのではなく、災害時に互いに助け合うための手段として使用する人が増えると良いですね。LINE以外にも安否確認システムがありますので、周囲の人たちや職場の同僚と安全を確認しあうため、活用したいサービスです。

LINEの安否確認の仕組みは?

LINEの安否確認機能は、LINEに登録している電話番号の国で災害が起こった場合のみ表示される仕組みになっています。あなたの電話番号が日本の電話番号であれば、日本で災害が起きたときにあなたのLINE画面に、以下のような「安否確認」のバナーが表示されます。

https:///twitter.com/katoatsushi_/status/1821462151510229170

また、あなたの友人で海外に住んでいる人がLINEを利用していた場合、日本で災害が起きるとその友人のLINE画面にあなたの「安否確認ステータス」が表示されます。このようにして、住む国が違ったり地域が離れていたりしても、電話番号を辿って災害の状況を確認したり、安否確認をしたりできる仕組みです。

使い方や特徴を解説!

LINEの安否確認の使い方や特徴を解説します。LINEの安否確認は日常的に使える機能ではなく、ご自身のLINEアカウントに紐づいている電話番号の国で災害が起こった際、また友達登録されている友人の電話番号の国で災害が起こった際に、それぞれ「安否確認」という画面が表示されるようになっています。その画面上で、ご自身が安否を知らせたり、友人の状況を知ったりすることができるのです。

【参考サイト:LINE公式サイト

自分の安否を報告する場合

LINEの安否確認を使ってご自身の安否を知らせる方法をご紹介します。

  •   LINEを開く
  • 「ホーム」にある「安否確認」をタップする
  • 「安否を報告」をタップする
  • 「無事」または「被害あり」をタップする
  •   メッセージを入力し「公開」をタップする

https:///twitter.com/yumeko_12_27/status/1912439719993938419

このとき注意したいのは、LINEを開く端末がご自身のものであることです。他人の端末で開いたLINEは、端末の持ち主の電話番号に応じて「安否確認」の画面が表示されるため、別の国の情報が表示されていることもあります。「安否確認」が表示されていたとしても、安否確認を送信できるのは端末の持ち主の情報だけなので、ご自身の端末を使うようにしましょう。

自分の安否報告を編集・削除する場合

自分で送信した安否確認は、編集したり削除したりすることができます。同じようにLINEを開き「ホーム」にある「安否確認」の「ステータスを編集」をタップしましょう。すると、ステータスやメッセージを編集することができます。公開できる状態になったら「公開」をタップすれば、あなたの最新情報が友人のLINEに表示されます。

友人の安否を確認する場合

LINEの安否確認を確認する場合の方法をご紹介します。LINEに登録されている友人の電話番号の国で災害が起こった場合も、同じように「ホーム」に「安否確認」の表示がされます。安否確認のバナーをタップすると、友人が送信した安否確認のステータスを確認することができます。しかし、友人が安否確認機能を使っていなかったり、住んでいる地域で災害が起きておらず情報を送信していなかったりすれば、友人の安否確認ステータスは表示されません。

ずっと表示されている?

LINEの安否確認は、災害が落ち着いた頃に表示されなくなる仕様になっています。緊急時に使用する機能のため、ご自身で非表示にすることはできません。地域ではなく「国」単位で表示されるので、ご自身がいる場所ではすでに災害が落ち着いていたり、最初から災害が起こっていなかったりしても、発生国で災害が落ち着いたと判断されない限り表示は続きます。

LINEの安否確認にはどんな効果がある?

LINEの安否確認は、家族や友人関係だけでなく、企業と従業員という関係の中でも、災害時のやりとりや対応をスムーズにする効果があります。もちろん、大切な人や仲間の安心を知れば心の安定にもつながりますが、遠方にいる関係者との連絡を取る手段としても重宝されます。さらに被災により「直接的なメッセージのやりとりは避けたい」「元の生活に戻るまで一定の距離を保ちたい」という思いを抱える人にとっても、安否確認というシンプルな方法で自分の状況を伝えられるのは便利でしょう。

まとめ

東日本大震災から11年(2025年時点)が経過した、2022年3月11日にリリースされたLINEの安否確認機能。たびたび体験版が表示されるため、災害が起きていなくても「表示を見たことがある」という人が多いかしれません。災害時の準備は、防災バッグをまとめたり避難場所を確認したりする方法がありますが、被災したあとに大切な人と連絡を取り合う機能は、ありそうでなかったですよね。バージョン12.2.0以降のLINEアプリで利用できますので、アプリのバージョンアップを忘れずに、万が一に備えておきましょう。

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