最近では、バスや電車以外に買い物にも利用できる非接触型ICカードと言えば、SuicaやPASMOです。そんなSuicaやPASMOをカードではなくスマートフォンで使えることをご存じでしょうか。「モバイル版のSuicaやPASMOについて知りたい」「スマホの充電が切れた場合はどうしたらいい?」といった方に向けて、この記事では
- モバイルSuica・PASMOとは
- モバイルSuica・PASMOの違い
- モバイルSuica 電池切れの対処法
- モバイルPASMO 電池切れの対処法
についてそれぞれ解説していきます。この記事を読むことでモバイルSuicaやPASMOについてわかります。是非、最後まで読んでみてください。
モバイルSuica・PASMOとは
モバイルSuicaとモバイルPASMOは、交通系ICカードのSuicaやPASMOと同じ機能を、スマートフォンで利用できるアプリです。おサイフケータイ機能を搭載しているスマホが対応しており、モバイル決済でチャージも可能。常に所持するスマホを使用するので、カード紛失のリスクが減ります。
発行手数料や年会費が無料
モバイルSuicaとPASMO共に発行手数料や会員費が無料となっています。ICカードの場合は発行時に500円かかりますが、モバイル版はかかりません。
クレジットカードにも対応
どちらもモバイル決済の他に、クレジットカード決済にも対応しています。VISAやMastercardなどの大手から様々なクレジットカードが対応しており、自動チャージ機能を利用すれば残高を意識することなく利用可能です。
モバイルSuica・PASMOの違い
モバイルSuicaとPASMOの違いは以下の通りです。
| モバイルSuica | モバイルPASMO |
対象定期券 | JR東日本 JR線 私鉄・地下鉄線 | 地下鉄 関東私鉄 バス |
定期券の種類 | 通勤・通学定期券 グリーン定期券 新幹線定期券 | 鉄道定期券 バス定期券 |
クレジットカード登録数 | 1 | 2 |
オートチャージ時 取得ポイント (1ポイント=1円) | 1000円につき15ポイント付与 | クレジットカード側にポイント付与 |
モバイルSuicaはJR系、PASMOはバス系が大きな違い
モバイルSuicaはグリーン定期券やポイントが付与される所、対してモバイルPASMOはバス定期券を利用できる所が大きな違いでしょう。また、モバイルPASMOはバス利用時に「バス特」ポイントが付与されます。利用する交通機関によって使い分けると良いでしょう。
モバイルSuica 電池切れの対処法
モバイルSuicaを利用して改札に入った後、出る間にスマートフォンの充電が切れた場合の対処法は以下通りです。
- 微力の電池残量があれば自動改札機を通れる
- 改札係員に伝えれば、利用状況を確認してもらえる
モバイルPASMO 電池切れの対処法
モバイルPASMOを利用していて充電が切れた場合は以下の対応が必要です。
電車利用時
駅員に申し出て、乗車区間の運賃を現金で支払うことで改札から出ることが可能です。その後、充電したスマホを駅員に持っていき、改札入場時のデータを消去してもらう必要があります。
バス利用時
- 先払いの場合:乗車時に支払いが完了しているため、そのまま降りる
- 後払いの場合:乗務員に申し出て、乗車区間分の運賃を現金で支払う
まとめ
今回は、モバイルSuica・PASMOについて解説しました。SuicaとPASMOどちらも1つのスマートフォンで利用できるので、状況に応じて使い分けてください。また、充電が切れた場合は駅員に伝えることで改札から出られることを覚えておきましょう。スマホの充電が切れないよう、モバイルバッテリーを所持しておくことをオススメします。