私たちの生活に欠かせないアイテム・スマホ。情報収集や連絡手段としてはもちろん、今では自分のプライバシーがすべて詰まった小さな機械と化していますよね。そんなスマホ、現代では子どもも使うことが多くなってきています。公園などに小学生が集まって何をしているのかと思ったら、みんなで何やらスマホをいじっていた…という光景を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
小学生がスマホを持つなんて…そう思ってしまう気持ちも分かります。しかし、現代は現代ならではの、子どもにスマホを持たさざるを得ない理由があることも事実なんです。今日は、世代別に子どものスマホに対する意見をまとめてみたいと思います。子育て世代、そして祖父母世代、さらには70代以上のシニア世代は、こども スマホに関してどう考えているのでしょうか?
どう思う?子どものスマホに対する様々な意見
子育て世代は「必要なときが多い」
まさに今の時代に子育てをしている世代からすると、子どもであってもスマホが必要だと感じるときが多いそうです。日常的な連絡手段としてはもちろんのこと、不審者が現れたときに家族に電話して迎えに来てもらったり、万が一通学中に災害に遭ったとき家族と連絡が取れたりするようにという、様々な目的で買い与えているようですね。現代は小学生でも塾に通ったり、習いごとで忙しかったりする子どももたくさんいますから、親と連絡が取れる状態にしておくというのは、子どもの安全を確保するためにはマストなのかもしれません。実際に子育てをする中で「スマホを持たせた方がいい」と親御さんが感じるのであれば、それが時代の流れなのでしょう。
50代の祖父母世代はニュートラル
ちょうど幼児や小学生の孫を持つ世代は、その子どもたちの親世代、つまり自分たちの子どもに携帯電話を与えるか否かで悩んだことのある人が多く、全体的にニュートラルな印象を受けましたよ。「自分たちから見れば、子どもにはまだ必要なさそうだが、みんなが持っていたら欲しいだろうし、塾の送迎で連絡が取れないと不安」というように、必要性も感じるがまだ早いのでは…とやきもきしている方が多いかもしれません。一度同じ悩みを経験しているからこそ、持たせるか否か熟考する世代の気持ちも理解でき、また可愛い孫世代の気持ちにも寄り添ってあげたいのかもしれませんね。
70代シニア世代は「絶対にダメ」
70代のシニア世代はというと、圧倒的に反対派が多いようでした。こども スマホはもちろん、電子機器がほとんどない幼少期を過ごしている世代のため、そういった機械に頼らず外を走り回って遊ぶべきだという考えが強いそうですよ。スマホを持ち歩いていたら、せっかく子どもたちが集まっても、会話が生まれないという心配をされる方もいました。また、こども スマホばかりいじって宿題や勉強に支障が出るのではないか?という疑問もあるようでしたね。
こども スマホはしっかりとルール設定を
こども スマホは必要ないと考える人も多いですが、結局災害時の連絡手段などを懸念したり、子どもからねだられたりと買い与えてしまう親御さんも多いことでしょう。こども スマホを使わせる場合には、家族でしっかりルールを決めるようにしましょう!
- 親名義なので「親のもの」だと伝える
- スマホトラブルが起きたら必ず相談する
- スマホを触っていい時間を決める
- 連絡するのは親だけなど、範囲を制限する
など、こども スマホを独断であれこれ操作してしまったり、知らず知らずのうちに何かに課金したり購入してしまったりすることのないよう、事前にルールや取り決めを共有しておくことがマストですよ。
意外とアリ!?学校へのスマホ持ち込み
今議論を巻き起こしているのは、学校へのスマホ持ち込み。原則NGな学校もまだまだありますが、全国的には持ち込みに積極的な学校もあるのだそうですよ。ただし、肌身離さず持っていることは許されず、朝登校したら専用のカゴに入れて職員室で預かるパターンが多いのだとか。学校にいる間は、親との連絡窓口は学校なので、スマホは必要なし。登下校中の安全を守ることができれば良いので、妙案ですね。これによる大きなトラブルもあまり報告されていないため、今後様々な学校が持ち込みを許可する時代になっていくかもしれません。
まとめ
こども スマホに対する大人の意見は、さまざまな思いがありましたね。一見、こども スマホはまだまだ早いと思われるスマホ。しかし、いろんなことが自由になった現代では、子どもに忍び寄る危険も昔とは比べものにならないかもしれません。今何かと議論されている、ジェンダーフリーのトイレ設置なども、実現した場合さらに子どもを守らなければいけない状況も出てくるでしょう。いつでも親と連絡が取れるスマホというのは、もはや娯楽ではなく、子ども自身を守るためのお守りのような存在になっていくかもしれません。